在宅を支える訪問看護

2020/03/18 お知らせ


~寄り添い、支え、力になる~

訪問看護ステーション所長 岩井美香

訪問看護って何?何をしてくれるの?訪問看護の内容ってとてもわかりにくい。
看護師が毎週ご自宅に伺う。体温、脈、血圧など測り最近の様子を聞いて体調を判断する。落ち着いていればその方に必要なケアを行う。
例えば…Aさんは高齢で寝ていることが多くなっている。でも外には出たくないと言う。なので、訪問して一緒に体操をして刺激を与え筋力維持を図る。
Bさんは認知症があり風呂に入らなくなってきている。家族の言うことはなかなか聞いてくれないけど、看護師が誘うと「え~お風呂?」と言いながら風呂場へ向かい「あー気持ちいい」と言う。
Cさんは下剤のコントロールが難しくて飲み方の提案をするけれどその通りに飲んではくれず時々浣腸をして「すっきりした」と笑顔を見せる。
他にもいろんなことを行なっている。でも一番大切なケアは「話を聴くこと」「相談にのること」いわゆる傾聴。
一人暮らしの不安や病気の変化、治療の副作用など、世間話も何でも話してもらっている。また介護者の気持ちにも耳を傾けることを大切にしている。寄り添う、支える、力になる、そんな身近な存在が訪問看護師です。