• 医療生協のご案内

概 要

医療生協は消費生活協同組合法にもとづく自主的な組織です。

地域の人々が、それぞれの健康と生活にかかわる問題を持ちより、組織をつくり、医療機関・介護事業所を所有し運営し、
ともに組合員として生協を担う住民と職員の協同によって、問題を解決するための事業と運動を行います。

北多摩中央医療生協は「人々のきずなを強め医療・福祉の事業と活動を広げて、安心して住み続けられるまちをつくろう」
を目標に、健康づくりや誰もが安心してくらし続けられるまちづくりをめざします。

法人名 北多摩中央医療生活協同組合
所在地 〒184-0004 東京都小金井市本町1-15-9 3階 大きな地図で見る
理事長 君塚 雄二
連絡先 TEL 042-382-9112 FAX 042-382-9107
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定款地域 東京都全域
創立 1986年3月9日
組合員数 4,908名(2023年7月31日現在)
出資金総額 168,248,300円(2023年7月31日現在)
支部・班数 17支部・52班
事業所数 2診療所、3事業所

沿 革

1986年 北多摩中央医療生活協同組合 創立
むさし小金井診療所 開設
1998年 のがわ訪問看護ステーション 開設
みなみうら生協診療所 開設
2001年 むさし小金井診療所 移転
2002年 デイサービスこがねい 開設
2004年 のがわ介護相談室 開設
2022年 法人事務局 移転

医療福祉生協のいのちの章典

はじめに

日本生活協同組合連合会医療部会は「医療生協の患者の権利章典」「医療生協の介護」を策定し、事業と運動の質を高めてきました。これらの活動を引きつぎ、2010年日本医療福祉生活協同組合連合会(医療福祉生協連)が発足しました。
医療福祉生協は、いのちとくらしを守り健康をはぐくむ事業と運動を大きく広げるため、これらの成果を踏まえ、医療福祉生協連の設立趣意書の内容を基本にして「医療福祉生協のいのちの章典」(いのちの章典)を策定します。
「いのちの章典」は、憲法をもとに人権が尊重される社会と社会保障の充実をめざす、私たちの権利と責任を明らかにしたものです。

医療福祉生協とは

医療福祉生協は、地域のひとびとが、それぞれの健康と生活にかかわる問題を持ちよる消費生活協同組合法にもとづく自治的組織です。医療機関・介護事業所などを所有・運営し、ともに組合員として生協を担う住民と職員の協同によって、問題を解決するための事業と運動を行います。

医療福祉生協が大切にする価値と健康観

私たちは、近代市民社会の大原則であり、日本国憲法の基本理念である主権在民の立場にたちます。私たちは、憲法13条の幸福追求権や9条の平和主義、25条の生存権を実現するため、主権在民の健康分野の具体化である健康の自己主権を確立します。
私たちが大切にする健康観は「昨日よりも今日が、さらに明日がより一層意欲的に生きられる。そうしたことを可能にするため、自分を変え、社会に働きかける。みんなが協力しあって楽しく明るく積極的に生きる」というものです。
私たちは、この価値と健康観にもとづき、医療・介護・健康づくりの事業と運動をすすめ、地域まるごと健康づくりをめざします。

いのちとくらしを守り健康をはぐくむための権利と責任

ともに組合員として生協を担う私たち地域住民と職員には、いのちとくらしを守り健康をはぐくむために、以下の権利と責任があります。

<自己決定に関する権利>

ともに組合員として生協を担う私たち地域住民と職員には、いのちとくらしを守り健康をはぐくむために、以下の権利と責任があります。

<自己情報コントロールに関する権利>

私たちは、個人情報が保護されると同時に、本人の同意のもとに適切に利用することができるようにします。

<安全・安心な医療・介護に関する権利>

私たちは、安全・安心を最優先にし、そのための配慮やしくみづくりを行います。

<アクセスに関する権利>

私たちは、必要な時に十分な医療・介護のサービスを受けられるように社会保障制度を改善し、健康にくらすことのできるまちづくりを行います。

<参加と協同>

私たちは、主体的にいのちとくらしを守り健康をはぐくむ活動に参加し、協同を強めてこれらの権利を発展させます。

2013年6月7日
日本医療福祉生活協同組合連合会第3回通常総会にて確定

組合員加入のご案内

組合員と医療・介護の専門家(医師・看護師など)との協同で、診療所・介護事業所などを運営しています。組合員は、事業所の利用とともに、自主的に班やグループをつくり、健康づくりやたすけあいの活動をおこなっています。医療生協に加入するときに出資する資金(出資金)が事業所の運営の元手になります。

ぜひ、加入をお願いします。

医療生協の三位一体

加入するには

  • STEP1所定の加入申込用紙に記入し、出資金(1口1,000円)をそえて申し込んでください。
    加入時には出資金1口以上をお願いしています。
  • STEP2加入申込用紙は、お近くの診療所・介護事業所などの窓口にあります。
  • STEP3加入された方には後ほど「組合員証」をお届けします。
  • STEP4加入に関するお問い合わせは生協本部までお願いします。
    生協本部:東京都小金井市本町1-15-9 3階 TEL:042-382-9112

出資金について

もともと医療生協は「私たちの診療所がほしい」「健康で長生きしたい」という思いから生まれました。そんな思いをもった人たちが組合員として知恵とお金を持ち寄り、診療所をつくってきた歴史があります。事業を運営し、活動を支えるために、みんなで持ち寄るお金が出資金です。
出資することで組合員になることができ、組合員として医療生協の運営や活動に参加し、意見を言う権利が生まれます。出資口数によって、組合員の権利が差別されることはありません。
出資金は、医療機関や介護事業所の建設、医療機器の購入、保健予防活動などのために使われます。
出資金は寄付や会費ではありません。転居などの理由で脱退される際には全額お返しします。

組合員になると

  • 健康づくり、保健活動(予防活動)に参加できます。
  • 医療生協だよりで、医療・福祉活動、組合員活動等の情報を得ることができます。
  • 予防接種等(自費の健診)で診療所をご利用いただくと、組合員割引などの特典があります。
  • 通院する際、組合員の助け合いで無料送迎を利用することができます。(対象になるか、まずが事前に受付かお電話でご相談ください。)
  • 弁護士による法律相談を無料で受けることができます。
  • 在宅医療を支援します。住み慣れた地域で安心して暮らせるように、自宅へ訪問して看護・リハビリや24時間在宅療養支援病院・診療所として訪問診療・管理往診を積極的に行なっています。
  • 経済的に困難な方を対象に無料・低額診療所の病院へ紹介が可能です。
  • 介護が必要になったらお気軽にご相談ください。介護に関する相談は、のがわ介護相談室のケアマネジャーへ。在宅での介護は訪問看護師やヘルパーが支えます。また、通所での介護はデイサービスをご利用ください。

組合員の活動紹介

班活動

班は、同じ地域に所属する3人以上の組合員でつくることができます。組合員の要求を基に、協力してよりよい生活を実現するのが目的です。具体的には、体を動かしたり、ヘルシーメニューを作って食卓を囲んだり、ハイキングに出かけたり、いろいろなテーマで活動しています。
なお、班会では医療生協の医師に健康づくりなどの学習会の講師を依頼することもできます。

健康チェック

地域の皆さんの健康づくりに役立ちたいと、公民館やイベント開催時に健康チェックを無料で行っています。日頃測定する機会がないものもありますので、ぜひご利用ください。
【測定項目】 骨密度 足指力 血圧 体脂肪 握力

保健学校

健康づくりの基本について学ぶ講座です。医師・看護師・歯科衛生士などの専門家から健康に関する正しい知識を勉強し、保健予防活動に役立てます。

健康まつり

地元野菜販売やバザー、輪投げ、包丁研ぎ…と内容盛りだくさんの健康まつり。健康チェックや健康相談など、医療生協ならではのコーナーも充実しています。年に一度の開催です。どなたでも参加できますので、ご近所、お知り合いを誘って、ぜひご参加ください。

健康づくり教室

小金井と三鷹でそれぞれ月に2回1時間半ほど、転倒予防や筋力アップの為に足腰を鍛える体操教室です。健康運動講師と一緒にリズム体操、椅子を使った体操、練功十八法を行います。定員はありますが、3ヶ月3,000円で組合員さんならどなたでも申込みができます。

医療・介護に関する学習会

支部や班で健康・暮らしに関するテーマや介護制度などを中心に学習会を企画しています。講師は北多摩中央医療生協の医師、ケアマネージャー、理学療法士、又は外部から講師を呼び開催します。
過去事例:認知症、後見人制度、老後破産、お酒の飲み方、大腸がん、介護保険制度、家庭医等

親子のための健康ひろば

子どもが心身ともに健康な生活が送れるように、お母さんが普段聞けない悩みや疑問を直接医師に聞けるひろばを開催しています。小学生向けには診療所体験も行い、「医療」について触れる企画も行っています。
過去事例:冬の病気とホームケア、子どもの予防接種