【WHO】ヘルスプロモーションの視点

2019/12/25 報告

~健康づくりを楽しむHPH推進のまちづくり~


東京民医連共同組織活動交流集会
9月7日に明治大学中野キャンパスで行われた活動交流集会に5名で参加しました。
前半は順天堂大学・島内憲夫教授から「健康の最大の敵は貧困である。ヘルスプロモーションはポジティブなもので健康をつくるのは私たち一人ひとり。健康な人は生きているんだ!幸せだな!と感じる心の実感力のある状態であり、人は健康であれば自分にも人にも優しくなれる。
WHOのヘルスプロモーションの視点で医療機関が患者だけでなく医療スタッフや地域住民の健康づくりに取り組めば、健康なまちづくりに繋がる。」と健康づくりを進める上で大切な視点をお話ししてくださいました。
後半は分科会に参加し、「イキイキ体操」や「なんでもサロン」など様々な活動の紹介がありました。
私たちの活動とも重なり、とても共感することができました。
それぞれ地域は違うけど、これからの活動につなげたいと思った一日でした。

大沢支部
支部長 小笠原彰一

※1 ヘルスプロモーションとは
WHO(世界保健機関)が1986年にオタワ憲章で提唱した人々の健康の維持・増進のための活動・戦略。「人々が自らの健康をコントロールし、改善することができるようにするプロセス」と定義されている。
※2 HPHとは
ヘルスプロモーションホスピタルの略で健康増進活動拠点病院。患者の健康だけでなく、医療スタッフや地域住民に対しても保健衛生活動を行う。また積極的に組織形態を「健康的な組織」に変革しようとし続ける。日本でも、2015年10月に日本HPHネットワークが結成され、その目的として「患者、職員、地域住民の健康水準の向上をめざし、住民や地域社会・企業・NPO・自治体等とともに健康なまちづくり、幸福・公平・公正な社会の実現に貢献する」ことを掲げています。