コロナ禍の中で入院か在宅か
2021/01/13 お知らせ
のがわ訪問看護ステーション 所長 岩井美香
症状は発熱と痰がらみ。利用者は寝たきりの高齢者。介護者もやはり高齢の妹さん。認知症も少しある。
誤嚥性肺炎を疑い、ご自宅で看ていくことは難しいとの見解で主治医も親族も入院治療を勧める。時間をかけて説明するが、妹さんは「入院はさせたくない」と言う。
今のコロナ禍での入院は面会も出来ない。
ならば在宅のチカラでなんとかしたい。
それから毎日、朝と夕方に訪問。体調の確認と酸素管理、抗生剤の注射や吸引、口腔ケアなどを行う。
「食べさせなくていいの?」と心配する妹さん。「今はまだ誤嚥をするから食べさせないでね。点滴をしているから大丈夫ですよ。」と伝える。懸命の介護と投薬などの効果もあり熱が下がり痰がらみも落ち着く。
一週間後には普段よりもはっきりと「点滴はしないのですか?」と話され皆で喜ぶと共にご本人の生命力に驚かされた。
誤嚥はまた繰り返すとよくないのでとろみ剤の使用などを説明するが「そのままで飲めました!」と元気に答える妹さん。これからも目が離せません。
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