保健所が足りない

2020/10/07 お知らせ

デイサービス職員 新井郁子

この春、85歳になる父が喉に違和感がある、と訴える。発熱はしていないのだがコロナが心配になり、調布狛江保健所に問い合わせようと探したら「無くなっている」とびっくり…。(ちなみにコロナではく、心配性だった。)
ご存知の方も多いと思うが、調べると2004年4月から3つの保健所が1つに統合された。調布狛江、府中小金井、三鷹武蔵野の6市の公衆衛生をたった1つの多摩府中保健所が担っていたことを遅まきながら知ったのだった。
保健所は地域の感染症対策や健康管理を任されている大切な機関だが、「効率化」によって1990年に全国に850ヶ所あったものが現在では469ヶ所に減らされている。施設が半減しただけでなく、予算や人員も減らされ、3万4千人いた職員が今は約2万8千人になってしまった。
コロナ対策も加わったことで保健所が疲弊してパンク状態に陥った理由がわかったような気がした。通常業務さえギリギリな状態で手一杯だったのではないだろうか。ぜひとも改善しなければならないと思う。