地域をあげた健康づくり・まちづくりを

2019/06/19 組合員のとりくみ

組合員活動交流集会に参加して

3月9日、東京都生協連医療部会主催の「医療生協組合員活動交流集会」が開催され、都内の生協組合員、担当者が127名も集まりました。北多摩中央からも11名の組合員が参加しました。
まずは各医療生協からの活動報告。私の参加した第3分科会では、パルシステム東京「多様な組合員活動と地域の連携」、東京ほくと「転ばん塾のとりくみ」、東京ふれあいの「健康マージャン」などの活動報告がありました。特に、東京保健のカラオケ班会は、商店街のスナックを使い本格的なカラオケで仲間づくりがすすんだ、とのことで大注目でした。
私は、「医療生協ちょこっとお助け隊」の報告をして、高齢化の中で地域での助け合い・生活の支え合いの重要性など活動の具体例を紹介。参加者からは「担い手とのマッチングはどうなのか」、「資金計画はどうなのか」などの質問があり、関心の高さを感じました。
全体会の特別報告では、荒川区社会福祉協議会から「生協との連携による地域づくり」について講演。高齢化の進行とともに高層マンションも多くなり、子育て世代の増加もみられ、「生活課題解決にむけた他者協働の場(プラットホーム)づくりが必要。行政・生協・老人会などのネットワークをつくり、こども食堂や商店街探検ツアーなどの世代間交流を通して、つながりの幅を広げることが重要になる。」と強調されました。
後半は健康づくりの体験会。健康吹き矢は思ったより簡単!腹筋も使うので、「これは楽しくていいな!」と思いました。その他、四角のマス目に沿って手と足をリズムに合わせて動かすスクエアステップとカーレット(卓上カーリング)もありました。
健康づくりやつながりを増やすために、転ばん体操・ストレッチ体操など、いかにも“健康増進”という取り組みから、カラオケ・食事会などの趣味や食事などの楽しい活動を通じて“いきがい“をつくり、高齢者が元気になる実践例を聞けて、視野が広がりました。地域の中で孤立予防・健康づくりのために、他団体とのネットワークを広げて、地域をあげた健康づくり・まちづくりを進めることが大切だ、と感じました。

武蔵野支部運営委員 太田尚之