戦争のためにペンは握らない

2018/05/23 お知らせ

沖縄と連帯し、安倍9条改憲を許さない三多摩のつどい

「沖縄と連帯し、安倍9条改憲を許さない三多摩のつどい」が3月2日、武蔵小金井駅前の宮地楽器大ホールで開かれました。今回のテーマは「沖縄でいまにが起こっているか」と題し、『琉球新報』政治部長の島洋子さんが講演をおこないました。北多摩中央医療生協も呼びかけ団体の一つとなり、当日は医療生協組合員を含め、620名を超える参加がありました。

「琉球新報」政治部長 島 洋子 氏
1967年、沖縄県生まれ。1991年琉球新報社入社。政経部、社会部、中部支社宜野湾市担当、経済部、政治部、東京報道部長などを経て現職。

 島洋子さんは、米軍基地が沖縄経済の発展を阻害する実態を連載した「基地と沖縄経済―ひずみの構造」で平和・協同ジャーナリズム基金賞奨励賞を受賞しています。
 島さんは、「沖縄で今何が起こっているか」について報告されました。沖縄の米軍基地問題について、23年前(1995年)の沖縄少女暴行事件をうけ、10万人が集まった沖縄県民集会の翌年に普天間基地の返還が合意され、県内に代替施設を、とされたところからはじまったと言います。講演では名護市長選の選挙結果と安倍政権のなりふりかまわぬ攻勢と沖縄県民の粘り強い闘いの経過や基地撤去された地域では観光開発がすすみ、沖縄経済が大きく発展していることなど政府のまことしやかに流布されている論調に反論しました。「沖縄県民の平和を守り、人権を守る運動に応えるために新聞報道の役割を発揮していきたい」と決意を熱く語りました。講演を聞いた参加者からは「とても良い集会でした。沖縄の闘いは人の尊厳を守る闘いだと思いました」「島洋子さんの熱い思いの伝わる講演でした。沖縄を平和の島にすることが、日本の平和を守るたたかいだと思いました」等多くの感想が寄せられました。

沖縄に連帯し3000万署名を成功させよう
 講演以外にも沖縄のこころを歌った「カーミーズ」の歌声は多くの参加者を魅了しました。また三多摩地域で活動するさまざまな団体の代表が発言。最後に3000万署名を大きく飛躍させ、安倍改憲を阻止しようとアピールが採択されました。

(専務・高木広明)