薬膳茶を楽しもう!

2020/02/12 報告


11月22日(金)14時より小金井市東センターにおいて、東支部の学習会「薬膳茶を楽しもう!」を開催しました。講師は本町薬局の薬剤師・野村美絵さんで、野村さんは、漢方・生薬認定薬剤師の資格も持っており、生協だよりでも様々なレシピをご紹介いただいています。その、せっかくの知識を「地域の宝」として活用させていただきたいとお願いをし、秋も深まる午後のティータイムに試飲会と学習会を開催させていただきました。

そもそも薬膳とは、生薬とは
薬膳とは、漢方の考え方を中心に季節や体質に合わせて食材を選んで作る料理のことで、秋は、鼻・のどの潤いを奪うので風邪を引きやすく、乾いた咳が出やすい、髪が抜けやすく肌がカサカサして、しわやかゆみが出やすいなどの症状が出るため、その対策として、乾燥から身を守り身体を潤すことが大事で夏の間に溜まった疲れを取り、冬に備えるために“白い食材”(ゆり根、れんこん、松の実、白ごま、白きくらげ)などを積極的に取ると良いと教えていただきました。また生薬とは、長年の経験から薬効があるとされた植物、動物、そしてなんと鉱物なども利用しやすく保存したものであり、植物は例えばその日に飲んだクコの実や生姜など。動物は牡蛎などの貝殻を乾燥させたもの、鉱物は石膏で、美術室にあるあの石膏像の石膏なども症状により食すということでした。

おためしあれ!菊花茶
この日試飲したのは、ルイボスティーベースでクコの実となつめを入れたもの、菊花茶とクコの実に緑茶を入れたもの、紅茶ベースでなつめと生姜を入れたものの3種類で、野村さんがめずらしい生のなつめを入手してくれて味見できたのと、みんなでおいしく楽しめたのが良かったです。「身体がすごく温まった」「こんなに手軽で体に良いなら続けられる」と好評でした。クコの実、なつめ等は本町薬局にも置いてあるので立ち寄って、レシピも詳しく聞いてください。

東支部・桐山まき