診療体制が新しくなりました!

2022/12/14 お知らせ

診療体制が新しくなりました

むさし小金井診療所をご利用の皆様へ

 9月からむさし小金井診療所では竹村俊之医師が新たに外来と往診を受け持つことになりました。この間、医師が変更するということで患者さんからご意見をいただいていましたが、竹村医師の着任によって火・水・木曜日の週3日外来と往診を受け持ち、池本所長と村田副所長の3人で月曜日から金曜日まで安定した医師体制で診療することができるようになりました。
 外来や往診の患者さんからは優しい医師で、丁寧に話をよく聞いてくれるととても評判が良いです。「これで安心して受診できるようになった。」、「いつ行っても同じ医師に診てもらえる。」などのご感想もいただきました。気になる症状がありましたら、まずはお気軽にご相談ください。

竹村医師

【自己紹介】
 三十四年前、卒後研修で大田病院に入職して、その時の医長の村田先生に御世話になりました。このたび、東京民医連からの要請もあり、(火)(水)(木)午前の外来と、(火)(木)午後の往診を担当させて頂く事となりました。大田病院以後は、品川の小病院(現在は診療所)と目黒の診療所で、内科の研修と診療を続けて参りました。
 アカデミズムとの関係は、仙台での学生時代(出身は東京です)、解剖学や生理学といった基礎医学の、人間機械論を理解出来ずに大変苦労しました。
 基礎医学では、大脳の表層(皮質)にある運動神経細胞の電気的興奮が、長く伸びた一本のニューロンを伝わって脊髄まで下り、そこで神経細胞を乗り越えて、またニューロンを伝わって筋肉に達して筋肉が収縮する事になっています。しかし、手足を動かす私たちの意思は、手先や足先に向って脳には向かいません。そのため、私たちの意思に忖度しながら大脳の運動神経細胞を刺激して、クレーンやショベルカーを運転する様に筋肉の収縮を操る人が必要になります。あるいは、そういう人は居ないが、脳の神経回路から流れ込む電気的刺激で運動神経が興奮して筋肉が収縮し、私たちの意思と偶然一致するかです。しかし、そのいずれも困難なので、身体から私たちの動作、随意運動は出て来ません。身体を否定しては医療者として元も子もありませんが、医学の階層を知った上で、医療に励むのは良い事だと思っています。